どうも、ドミナゴです。フリーランスを5年以上続けています。
今回はテレワークについて以下の内容を考えてみたいと思います。
テレワークという働き方は浸透したか
私が個人事業主となったのは2015年ですので、テレワークが世間一般で広く話題になる前から家で仕事をしています。
コロナ前までは、親に「家にずっといないで仕事に行ってきなさい」とか、平日昼ごろに家の近くをジョギングしていると、近所の人に「今日はお休みですか?」などと言われていましたが、幸い今は言われなくなりました(笑)。
妻も以前は週5で出勤していましたが、コロナ禍で週1回の出勤でよくなりました。
コロナの影響により、実感としてテレワークや在宅勤務という勤労形態が、世間一般に浸透したと思います。
令和2年度の国土交通省の調査でも約7割の人が「テレワークという働き方を知っていた」と回答していますね(令和元年は約3割)。
今はもっと多いのではないでしょうか。
令和2年度 テレワーク人口実態調査 -調査結果- - 国土交通省
テレワークと縁遠い会社との付き合い
では、実際にテレワークが実施されているかというと、特に中小企業ではまだまだではないかと思います。
家でずっと仕事をしている私ですが、たまに打ち合わせで外に出たりします。
これは昔付き合いのあった会社の話ですが、しばしば「なんでわざわざ私を呼んだ?」という会議に参加させられたことがありました。
「電話では何ですから来ていただけませんか」といって打ち合わせに行くと、電話で十分済む内容でした。
「資料をお渡ししたいのですが」と言われて行ったときも、メール添付や郵送で全く問題なかった(個人情報など機密内容が入っていなかった)ケースがありました。
これらはテレワークやリモートでの会議を、真剣に考えていない会社で多く発生しました。
こちらが軽くWeb会議を希望したら、「(横着せずに)来てください」的な反応を受けたこともありますね(笑)。
私は弱小個人事業主(で割と暇)なので、気分転換に丁度いいや、程度の気持ちで出かけていきましたが、効率の面から考えるとコスパ悪いやろと思ってしまいます。
こういった無駄と思われる仕事がちょっとずつ積み重なって、労働時間が長くなっているのではないかなと考えたりもします。
テレワークができる職種・内容なのにもかかわらず、実行していない会社の人の話を聞くと、どうも成果物の内容よりも仕事を一生懸命やっている感のほうを大事にしている雰囲気があります。
「この打ち合わせのために、わざわざ(遠くから)私が来る」というプロセスがその人にとって大事であり、自分や他人の効率はあまり考慮されていないのだと感じました。
もちろん客先への謝罪や重要な会議の場合、プロセスと成果の両方を求められるケースはありますが、普段の打ち合わせ等はWeb会議でいいのではと思います。
まあ、ちょっとした雑談から仕事が発生したりもするので、一概にすべて悪いとは言えないのですが...。
メタバース到来で未来は変わるのか
メタバースという言葉がトレンドとなり、今年は色々と仕事で使えそうな新しいサービスがリリースされそうですね。
下の記事のようにGAFAMも本気で取り組みを初めたようです。
人によっては働き方が変わるという専門家もいますし、昔のセカンドライフと変わらないという評価の人もいます。
私は面白そうなので、アバターを使ってバーチャル会議なんかに参加してみたいのですが、残念ながら私の周りは必要ないと思っている人が多いです。
このあたりを見ても、テレワークを真剣に考えている経営者とそうでない会社で分断が起きそうな気がします。
- テレワークとかめんどくさそうだしお金かかりそうなので導入しなくて良い
- (効率や結果が無視され)長い時間オフィスで働いている人が評価される仕組み
- そもそも長時間労働がそんなに悪いことか?と経営者が思っている
- 上の人間がPCやスマホを使えないし使おうと思っていない
といったマインドを変えられるかが、普及の第一歩だと思います。
まとめ
今回はテレワークについて考えてみました。
- テレワークや在宅勤務といった言葉は広く認知されていると実感
- 経営者や仕事の発注者がテレワークやWeb会議を好ましく思っていない場合がある
- テレワークやWeb会議が当たり前になるには新技術とともにマインドの変化が必要
といったところでしょうか。
これから先、フルリモートワークの仕事が増え、何らかの事情で外に出られない人も当たり前に仕事ができる世の中になってほしいなと思っています。
フリーランスについては、以下の記事もお読みいただければ幸いです。
では、また。