どうも、ドミナゴです。
レトロゲームから最新のものまで、さまざまなゲームをプレイすることを趣味としています。
今回は、古参ゲーマーの必読書とも言える歴史本「それはポンから始まった - アーケードTVゲームの成り立ち」についてご紹介できればと思います。
TVゲームの生い立ちがわかる
この本では、TVゲームが生まれる前のアーケードゲーム機から、プレイステーション2やXBoxなどが生まれた90年後半~2000年ごろまでのゲームの歴史を、一通り学ぶことができます。
その中でも、特に私が興味を惹かれたのは、スペースインベーダー登場以前のゲームたちです。
この本の名前にあるポン(pong)や、スティーブ・ジョブズやウォズニアックが関わった伝説のブロック崩しブレークアウト(Breakout)、倫理的に問題となったデスレース(Deathrace)などなど、実際に見たことが無いゲームの歴史を知ることができました。
この本は、10年ほど前に一度読んでいるのですが、今あらためて読み進めながら、YouTubeで該当のゲームを調べると、楽しさが倍増しますね。
私が生まれていない頃のゲームが実際に動いているのを見ると、50年以上前のゲームなのにとても新鮮に感じます。
Pong
Breakout
DeathRace
一応轢き殺されるのは、グレムリンということらしいですが、どう聞いても、女の人の断末魔にしか聞こえません(笑)。
メダルゲーム熱狂時代
小学校時代は、メダルゲームにもハマりました。
お金が無いときなどは、落ちているコインを1枚拾って、それをなんとか増やせないかと考えたりしていました。
そんなときは、当時大きなゲームセンターに存在した、競馬や野球の実写映像を流し、そのレースや打撃結果を予想するメダルゲームをよくやっていました。
これならば、賭けた後にその結果が流れるまで、多少の時間があるので長く楽しめました。
これらのゲームの名前は覚えていませんでしたが、この本に記述がありました。
任天堂レジャーシステムが販売した「EVRレース」と「EVRベースボール」というそうです。
この本によるとEVRとは、
ビデオ映像を光学系のフィルムに収納し、それらの画像と音声をランダムに取り出せるところに特徴があった。
とありますので、ピッチャーが投げた後に、ランダムに画像が選択され、それがアウト、ヒット、ホームランなどを予想できるシステムになっていたということですね。
このゲームは本当によくやりました。映像に出てくる全く知らない外国の野球選手(メジャーリーガー???)の結果に一喜一憂していました(笑)。
スペースインベーダー登場
スペースインベーダーが登場したのは、私が幼稚園ぐらいの頃なので、リアルタイムでプレイしたことはあります。
しかし、このゲームを取り巻く社会情勢については、幼稚園児の私にはもちろん分かっていませんでした。
インベーダーゲームがものすごいブームになると、世の中から100円玉が不足し、その年の硬貨発行部数が極端に増えたこと、インベーダー登場以前のゲームは1プレイ50円が相場だったこと、インベーダーゲームになにか問題はないかと、国会でしばしば取り上げられたこと、など、ブームにあわせて起きたことが書かれていて、当時の狂乱を想像できたような気がします。
また、思い出したこととしては、タイトー公認で、ディスコ・スペースインベーダーなる曲が作られたことや、キャップ、Tシャツ、マグカップなどさまざまなグッズが作られたことですね。
ディスコ・スペースインベーダー
この曲も最高ですね(笑)
あいつはインベーダー
また、その当時のマスコミの様子も語られていますが、なんか、今とあまり変わらいな~と思っちゃいますね。
以下は、抜粋です
読売新聞(東京版)は、「童心<<侵略>>インベーダー/ゲーム業界やっと自粛案」の見出しで自粛宣言を報じ、数多くのマスコミも同様に報じたが、それらのほとんどは、ゲーム代欲しさに少年たちが犯した窃盗事件の急増など、すべての原因は「インベーダー」ゲームにあるとするものだった。
このころから、「ゲーム=悪」という形が出来上がっていったのですね。
あの頃に比べてゲームの地位は遥かに上がりましたが、未だにそう考える人も少なからずいるんですよねぇ。
今回は、ここまでということで、また面白いと思う本がありましたらご紹介できればと思います。
ゲームについては、以下の記事もお読みいただければ幸いです。
それでは、また。